仕事の特性上、実習生と接することがある
私の仕事の専門性を学ぶために
明らかにハラスメントをしていた、、、そう感じる経験があった
今思うと恥ずかしい限りで有り、今その学生に会えるなら土下座をしてでも謝りたいと思うほど
学生の指導の最後には学生の評価をしなければならない
どんな学生指導のパターンでもそうだと思うが、最後に合否を告げなければならないのだ
今となっては合否判定まですることはなくなったが、その当時(15年以上前の話)はそこまで任されていた
その学生は学生といえど社会人経験を経て養成校に入学されたようで、このパターンもあるあるでした
更に、その方は結婚され子供もおられたようです
社会人経験があったからこそ、私のメガネも厳しく彼を見ていたようで、色々とマイナスポイントになるような、気になっていたことがあったことを記憶している
しかし、今思うと学生は学生であるため、何もできなくて当たり前、できないからこそ現場で教えてあげることが必要であったのだ
その学生だけでなく、他の学生についてもそうでした、何もできない学生ばかりでした
一方、私自身はどうだったのか?自分のことを棚に上げていたわけではなく、自分自身はある程度の技術を在校中に研鑽に励んでいたという自負もあり、何かを指導される方に求められても応えてきたと自負している
だからこそ、自分自身と比較してその学生をみていたのだろう
また、今と違いその当時は教育機関を卒業するとすぐに現場で責任ある仕事をしなくてはいけない、自立して
その現実を厳しく鑑みて学生に対しての合否については厳しく判定すべきだと思っていた
そして、合否判定を告げなければならないとき、最終日がきた
私も悩みに悩んだのだろう、合否の欄に何も書けずに最終評価を告げるときがきたのだ
そのとき、その学生に何を言ったか??
「自分で合否決めて」
何てことを言ったのだ…決めれるわけないのに
その言葉を聞いた学生は、目を丸くして、また困惑した表情で私を見ていた
「そんな…先生、できません」と、、、
そのあとのことは私も何も覚えておらず、恐らく、合格の方に〇をつけて評価表を返却したのだと思う
そんな私に対して、帰り際にその学生はお礼を言ってきた
こんなことをしていた私が今、管理する立場に立っている
何かの間違いかもしれないが、今はその経験を反面教師にして部下や学生と向き合っている(向き合えている)
もう一度その学生に会えるなら、会うことが出来たなら、しっかりと謝罪したい
今の世の中、ハラスメントがうるさく言われるご時勢
この話は確実にアカハラといえる内容ですよね
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